進学塾ジーク ブログ

進学塾ジーク代表による、勉強や受験にまつわるブログ

内申点の重要性②

内申点は都立受験のみに影響する…と思っている人もいるようですが、それは大きな勘違いです。

 

都立高を受験するにあたって、よほどでない限り「滑り止めの私立高」を受験します。

「僕(私)は、どうしても都立高に行きたい。だから私立は眼中にない」という人は別ですが、本命の都立受験の前に「合格通知を持っているか」「一つも合格通知を持っていないか」の差は驚くほど大きいものです(それが、たとえそこまで進学したいと思えない私立高だったとしても、です)。ですから…大多数の中3生は、2月上旬に私立高を受験し(そして合格して)、2月下旬の都立受験に臨みます。

 

で、その私立高。

東京では「併願優遇」という制度があります。これは、第一希望の都立高に不合格の場合は必ず(その私立高に)入学することを前提に「優遇」しましょう、という制度です。この場合、どの私立高でも「内申点」を基準として「優遇するか否か」を決めています。内申点を満たしていれば「合格を確約する」と言ってもいいかもしれません(ただ、現在では「確約」という言葉をつかえないので「優遇」としています。また、併願優遇で受験しても入試当日の点数が低ければ不合格になる高校もあります)。ですから、偏差値がいくら高かろうと基準となる内申点に達していなければ「併願優遇」で受験することができなくなります。「それでもいい!優遇ナシで受験する!」でも構いませんが、中学校側からは必ず「併願優遇」で受験する私立を確保するように言われるはずです。

併願優遇における内申点は、(都立高とは異なり)換算内申ではなく素内申を用います。素内申とは、各科目の評定をそのまま足したものです。各高校ともこの素内申の数字を併願優遇の基準にしています。

東村山市では大抵の生徒が「拓一くらいで」などと言ってきますが、拓大一高の併願優遇の基準は…

  特進コース: 3科14 かつ 5科23 かつ 9科39

  普通コース: 3科13 かつ 5科21 

…です。3科は英語・数学・国語、5科は英語・数学・国語・理科・社会、9科は全科目です。これを見ると、普通コースであっても「3科・5科ともにオール4ではダメ」ということになります。

ですから、「入試で高得点とればいいんでしょ」と偏差値を上げることだけに邁進していると、「併願優遇で受けられる私立ってこれしかないの?」とか「併願優遇で受けられる私立ってこんなに低いところしかないの?」ということになります。

そのような事態にならないようにするためにも、しっかりと内申点を確保していく必要があるわけです。

 

 

つづく